⛽ 今週の燃料価格
📅 4月22日(火)時点・全国平均
🔵 レギュラーガソリン:169.5円/L(前週比 +2.0円)
🟤 軽油:158.8円/L(前週比 +2.1円)
※資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より
軽貨物ドライバーの仕事に関わるニュースを、毎週まとめてお届けします。今週は「GWの配達遅延」「空飛ぶトラックの試験飛行」「運送業倒産の高水準」の3本立てです。
GW期間、ヤマト・佐川・日本郵便が配達遅延を相次ぎ警告
ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便の3社は、4月25日〜5月6日のゴールデンウィーク期間中に荷物の配達が遅れる可能性があると発表しました。交通渋滞や輸送制限が主な理由で、各社とも「日数に余裕を持った発送」を利用者に呼びかけています。
また、期間中は一部営業所で臨時休業や営業時間の短縮も予定されており、コンビニやPUDOステーション(宅配ロッカー)も通常と営業状況が異なる場合があるとのこと。
軽貨物ドライバーへの影響
- GW前後は荷物量が集中し、委託案件が増えるタイミング
- 一方で渋滞による配達効率の低下もあり、1日の件数が読みにくくなる
- 「遅延でいいや」というユーザー心理が広がると、時間指定が減って逆に動きやすくなるケースも
ヤマト×双日×北九州市、電動航空機「空飛ぶトラック」の試験飛行を開始
双日・米BETA Technologies・ヤマトホールディングス・北九州市の4者が、北九州空港を拠点とした電動航空機による貨物輸送の試験飛行を4月17〜19日に実施しました。国内でも先進的な電動航空機物流実証として注目されています。
使用機体はBETA社製「ALIA(アリア)」で、航続距離400km・最大積載量560kg。ジェット燃料機と比べて燃料費(電気代)を半分以下に抑えられ、飛行時のCO2排出はゼロとのことです。今後は許認可取得に向けたデータ蓄積を進め、商用化を目指します。
軽貨物との関係をどう見るか
- 当面のターゲットは「離島・過疎地の輸送維持」であり、都市部の宅配とは別の領域
- 積載量560kgは軽バン1台分前後。将来的に幹線輸送の一部を代替する可能性はある
- 「ラストワンマイル(自宅前への配達)」は引き続き人間が担う部分であり、すぐに仕事が減る話ではない
道路貨物運送業の倒産が「過去4位の高水準」——人件費高騰と中東情勢が直撃
帝国データバンクによると、2025年度の道路貨物運送業の倒産件数は321件となり、過去4番目の高水準で推移しています。人的コストの上昇に加え、中東情勢の緊迫化による原油価格上昇が燃料費・物流コストを押し上げており、特に中小規模の運送会社が厳しい状況に置かれています。
米国では同様の構図がより深刻で、軽油価格が前年同期比56.7%上昇。DAT Freight & Analyticsの調査では、3月時点で18%の運送会社が運行を停止しているとのデータもあります。
個人事業主ドライバーへの示唆
- 委託元の運送会社が倒産・縮小するリスクが高まっており、1社依存は危険信号
- 燃料費の上昇は経費増に直結するため、ガソリン代の実費管理と節約は急務
- 逆に言えば、運送会社が減ることで生き残った事業者への仕事集中というプラス面もある
現場から感じること
GWの遅延警告ニュースを見て、正直「また今年もか」と思いました。毎年この時期は荷物の波が読めなくて、ルート組みに悩む日が続きます。渋滞で時間指定に間に合わなかったときのプレッシャーは、ドライバーにしかわからないストレスです。
空飛ぶトラックの話は、夢があって個人的には好きなニュースです。ただ、「離島に届けられない荷物が増えている」というヤマトの副社長のコメントが刺さりました。今の物流がすでに限界に来ているということを、大手も認めているということですよね。
倒産の話は他人事ではないと思っています。ガソリン代の上昇は毎月の経費に直結しますし、委託先の会社が突然なくなるリスクも現実にある。複数の委託先を持つこと、経費をちゃんと把握すること——当たり前のことですが、改めて大事だと感じた週でした。
空飛ぶトラック、自動化、倒産リスク……今週のニュースを並べてみると、物流業界が大きな変わり目にいることを実感します。「今まで通り」が通用しなくなる時代に、周り(時代・環境)に合わせて変化し続けていくことの大切さを改めて思いました。
※本記事の情報は各種報道・公式発表をもとにまとめています。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。

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